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アウレオサイエンス > 研究開発 > 乳用牛への影響1-5



●投与群血清中の白血球数

表4 白血球数 図7 投与群の白血球数の変化
表4 白血球数 図7 投与群の白血球数の変化

ウシの白血球数は、搾乳牛の正常値といわれている7.81±1.94×103個/μLの範囲内でほぼ推移している。
アウレオバシジウム培養液投与により、白血球が変動するような副作用がないことが示唆される。

●好中球:桿状型(St)

表5 投与群の好中球:桿状型(St)の推移 図8 投与群の好中球:桿状型(St)の推移【統計処理図】
表5 投与群の好中球:桿状型(St)の推移 図8 投与群の好中球:桿状型(St)の推移【統計処理図】

桿状型好中球(St)は、生体防御において、好中球を大量に生産しようとするときに、まだ成熟しきれていない未発達(桿状型)なままの状態で出現してくるもので、炎症によりその値は高くなる。この桿状型好中球(St)がアウレオバシジウム培養液の投与により、減少していることは炎症の改善が示唆される。
好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球などの総数である白血球が正常範囲の状態で、この炎症を反映させる桿状型好中球(St)が減少していることは、生体防御が正常に機能していることが示唆される。